元BARホンダ代表、PURE社を率いてF1にエンジンを供給へ

2011年05月05日(木)

BARチームの創設者であり、BARホンダでチーム代表を務めていたクレイグ・ポロックが、新しいエンジンメーカーを率いて2013年にF1へ帰ってくると発表した。

ポロックは、PURE(Propulsion Universelle et Recuperation d’Energie社)を立ち上げ、すでに2013年からの新F1エンジン規定に沿ったエンジンの設計に着手していることを発表。2013年からのF1では、1.6リッターの4気筒ターボエンジンが使用されることになっている。

ポロックによると、まだF1チームに対してPUREの計画を話していないとのことだが、5月22日(日)に決勝が行われるスペインGPの際に、ミーティングが予定されているという。

「われわれの設計や開発はすでにかなり進んでおり、各チームへ話を持ちかけられる段階になった」とポロックはコメントした。

ポロックは、元F1ドライバーであるジャック・ビルヌーブのマネジャーを務めていた人物。そのため、ビルヌーブもこの計画に加わっているようで、ビルヌーブがこの計画に出資しており、パートナーとの調整などを行っているとポロックは認めた。

また、ルノーのF1活動にも深く関与していたメカクロームもこの計画に関与しているとみられ、ポロックはF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)や、F1の最高責任者バーニー・エクレストンからも明確な支持を受けていると語った。

PUREが発表した声明の中でジャン・トッドFIA会長は、「新FIAルールに沿ったパワートレイン開発における、PUREの成功を願っている」とコメントしている。

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