マクラーレンのジェンソン・バトンが、スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPに向けた意気込みを語った。
ジェンソン・バトン
「スパでのレースは大好きだよ。でも残念ながら最近はあまりうまくやれていないんだ。過去2度のベルギーGPではいずれも自分にミスはなかったのに完走できなかったしね。今年はもう少し運が向くように望みたいよ」
「ハンガリーGPで勝ってから夏休みに入れたのはすごく気分がよかった。ハンガリーは、もし晴れて路面がぬれていなくても、勝てたレースだと思う。そのことはスパでも心にとどめておく価値がある。スパでは週末を通じてウエットやドライ、そしてその中間と、その時どきでコンディションが変わるだろうからね」
「僕らの目的は今一度チャンピオンシップ上位陣に対してプレッシャーを与えることだ。特にレッドブルにね。僕らのクルマは今とても調子がいい。だから今週末のタイヤコンパウンドの選択は、僕たちにとってさほど大きな影響はないと思う」
「バレンシア(ヨーロッパGP)のレース以後、ピレリのミディアム(※)について多くのことを学んだし、僕らはかなり進歩したと思うよ」
「ここではDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が、他のサーキットほど重要ではないと思う。まだどこがDRS使用区間になるのかよく知らないけれど、オー・ルージュ(2コーナー)の丘の上からレ・コーム(5コーナー)にかけては、これまでもスリップストリームを使うチャンスがたくさんあった。DRSがさらに見せ場を増やすかどうかは興味深いところだね。そうなればF1にとってまた素晴らしい週末になるだろう」
※やや固めのタイヤ。ベルギーGPとその次のイタリアGPではこのミディアムタイヤ、もう1段階軟らかいソフトタイヤの使用が義務付けられる。