ジェンソン・バトン「レースが終わるまで全開で飛ばした」

2011年08月29日(月)

マクラーレンのジェンソン・バトンは、スパ・フランコルシャンで行われたベルギーGP決勝を13番手からスタートしたが、そこから怒とうの追い上げを見せ、3位表彰台を獲得している。

ジェンソン・バトン
「今日13番手からスタートして3位になったのは、それほど簡単なことじゃなかった。スタートでは誰かが僕の後ろからぶつかってきて、それでリアウイングの翼端板にダメージを負ってしまった。ターン1の出口には、そこらじゅうに破片が落ちていて、誰かのフロントウイングが僕のフロントウイングをかすめるように飛んできて、それが右のサイドミラーをもぎ取ってしまったんだ」

「それに僕はかなり早めにピットストップしなくてはならなかった。だから完ぺきなんてものじゃなかったよ。チームがデータを見て、そのダメージはなんとか対処できるだろうということになったので、戦略がうまく機能するようにもう2、3周コースにとどまった」

「そして、それからはレースが終わるまで全開で飛ばしたよ。みんなフロントの左タイヤに問題を抱えていたと思う。だから、いつ攻めるべきかを知るのは難しかったんだ。でも僕が負ったダメージのことを考えれば、僕のペースはかなりよかったよ」

「そしてほかのドライバーたちを攻めて、追い抜いてゆくのは本当に楽しかった。僕らのクルマは今年で一番いい状態だし、これまでに乗ったどのF1マシンよりもいいと感じているよ。あとは小さなミスをなくす必要があるだけだ。そうすればもっと勝てる。モンツァ(次戦イタリアGP/9月11日決勝)ではいい戦いをして勝利を収めたいと願っているよ」

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