レッドブル、F1イタリアGPも敵なし?

2011年09月01日(木)

レッドブルは、高速サーキットのモンツァで9月11日に決勝が行われるイタリアGPへ向け、大きな自信をつけたようだ。

ルノーエンジンが最大の弱点とされるレッドブル。長いストレートがあるスパ・フランコルシャンで行われた前戦ベルギーGPでは、苦戦することも予想されていた。しかし、レッドブル勢はタイヤに問題を抱えながらも見事に1-2フィニッシュを達成している。

だがモンツァには、スパの特徴とも言える高速コーナーが少ないため、スパ以上にエンジンの重要性が増す。レッドブルのデザイナーであるエイドリアン・ニューイも『Autosprint(オートスプリント)』に対し、ベルギーGPの表彰台でトロフィーを手にした後、こう話していたという。

「過去2年、モンツァはわれわれにとっていいサーキットではなかった。どうなるか分からないね」

一方、ベルギーGPに優勝し、ドライバーズ選手権でのリードをさらに広げたベッテルは、モンツァに向けて希望を持っているようだ。

「(スパで)クルマはすごくいい感触だったし、バランスも問題なかったから、モンツァでも何とかうまくやれるよ」とベッテルは話す。

しかし、チーム代表のクリスチャン・ホーナーはベルギーGPの結果に驚いたことを認めた。

「さまざまな点から驚いたね。(エンジンの)パワーが決定的な要因だったし、ライバルの方がその点では優れていると思っていた」

スパでレッドブルは、空気抵抗を減らしてエンジンパワー不足を補うため、非常に薄いリアウイングを装着していた。モンツァでも同様のウイングがクルマに取り付けられることになる。

「もしわれわれがストレートでライバルのエンジン(パワー)に近づきたいと思えば、少し薄いウイングを使用しないといけないだろう」とホーナーも認めている。

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