チーム・ロータスのヘイキ・コバライネンは、鈴鹿サーキットで行われた日本GP決勝を18番手からスタートし、18位でゴールした。
ヘイキ・コバライネン
「最高のレースだったよ! スタートも良かった。タイヤのスピンもなく、クラッチもうまく機能して、あっという間に何台か追い抜けた。気がついたら14番手に上がっていたよ。スタートでは多くのドライバーが順位を落としたみたいだね。(無線で)エンジニアの一人が笑いながら大喜びで話しているのがうっかり聞こえてしまって、まだレースはこれからなんだって思ったくらいさ」
「最初の数周は本当に素晴らしかった。ソフト側タイヤ装着時のマシンは何の問題もなく走っていて、ピットストップも非の打ち所がなかったよ。そうしたらセーフティカーが入った。その後は最後までヤルノ(チームメートのヤルノ・トゥルーリ)との戦いで、最終の周回まで僕が前にいた」
「マシンは週末を通して良いバランスだったから、ハード側タイヤに変わって、前を走るヴァージンとHRTのマシンでコースが詰まっていても、順位をキープして攻め続けることができたよ。ヤルノはここではいつも速いから、抑えられたのはうれしい」
「今日は今シーズン初めてブルーフラッグ(周回遅れになることをを示す旗)を振られなかったことにもとても満足している。後続のマシンに道を空けるのは、実質自分のスピードを落とすことになるからね。今日はマシンも、そしてチームも進歩している事が示せたんじゃないかな。セーフティカーに助けられたという見方もあるけれど、そもそもその状況をうまく活用するために正確な位置にいなければいけない。今日はそれができたんだ。最高な1日だったよ」