フェラーリ、フロントウイングの振動に対応

2011年11月11日(金)

前戦インドGPでは、フェリペ・マッサ(フェラーリ)のクルマに取り付けられたフロントウイングが危険を感じさせるほど振動していたが、アブダビGPを控えてフェラーリがこのウイングについてコメントした。

予選やレースの終了後にクルマを止めるパルク・フェルメで、フェラーリとレッドブルのクルマが並んだ際、両チームのフロントウイングがあまりにも似ていたことから、ちょっとした話題になった。レッドブルのフロントウイングが1つ紛失していたこともあり、盗難にあったウイングがフェラーリに持ち込まれたのではないかとのうわさまであった。

そんな中インドGPでは、マッサのクルマに取り付けられたウイングが、これまでにない挙動を見せていた。ストレート走行時、ウイングの両端が羽ばたくように大きく振動していたのだ。これについてフェラーリの車体部門責任者を務めるパット・フライは「品質上の問題」だと語った。

「2人のドライバーがこの週末にその力を試す前に、このウイングのある特定の点を変更するべく多くの労力を割いている」アブダビGPを前にフライはそう明かし、さらにこのウイング開発は忍耐強く続ける価値があると話した。

「このウイングでクルマの特性が変化するため、クルマの力を引き出す方法を探るのは興味深い挑戦だ。短期的に見ても、われわれの走りに力を与えてくれている」

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