ウィリアムズ、2012年ドライバーを1人発表

2011年12月02日(金)

ウィリアムズが、パストール・マルドナードを来季も残留させると発表した。

マルドナードは、母国ベネズエラの国営石油企業PDVSAの支援を受け2010年にウィリアムズでF1デビュー。PDVSAがウィリアムズの大型スポンサーになっていることから、来年の契約も確実だとみられた。しかし最近になって、ウィリアムズと同社の契約がベネズエラの法律に違反している可能性が浮上し、マルドナードの残留が疑問視され始めていた。

ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズは、次のようにコメントしている。

「パストールは今年、速いだけではなく、安定した力強いペースで走れることを証明した。今年、このチームでQ3へ進出したのはパストールだけであり、モナコでのレースは素晴らしいものだった。また、パストールはウィリアムズにとてもよくなじんでおり、ファクトリーやパートナーへの貢献度も高い。われわれがチームを再建し、進化する2012年、彼が重要な役割を担っていく」

さらに、2年目のF1シーズンもウィリアムズで過ごすことが決まったマルドナードは、こう語った。

「2シーズン目もウィリアムズで過ごせてうれしいし、チームが上位グリッドへ返り咲くため、僕も全力を尽くす。チームの全員にとって今年は厳しいシーズンだったけど、僕個人としては、これによって学習して成長するチャンスを得た。競争力を上げるために僕たちが歩んできた一歩一歩が、2012年以降に実を結ぶと信じている。その一員になることができ、そしてF1でベネズエラを代表できて、とても興奮している」

ウィリアムズは、これと同時に今季テストドライバーを務めたバルテリ・ボッタスが来季はリザーブドライバーに昇格すると発表。しかし、マルドナードの契約期間については発表されていない。

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