F1 バーレーンGP日程変更は「非常に難しい」

2011年02月27日(日)

2011年のF1開催カレンダーにはバーレーンGPを日程変更して開催する余裕がない、とノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)が25日(金)に語った。

シーズン中盤の時期はバーレーンの気候が厳しく開催は難しいため、シーズン終盤のアブダビGP付近にバーレーンGPが組み込まれる可能性が最も高い。

しかし、この日程でバーレーンGPを実施すると、3度もヨーロッパを往復しなければならない。3週連続で3戦遠征となるため、F1はかつてない厳しい旅程を強いられる。

「すでに決定したカレンダーの途中でちょうどいいすき間を見つけるのは非常に難しい」とのハウグの発言を『SID通信』が伝えた。

どうやらハウグは3度も行ったり来たりするのは気が進まないようだ。

「実現性が高いとは思わないよ。何よりもまずスタッフのことを考えなければならない」

また、ヴァージン・レーシングのティモ・グロックは次のようにに語っている。「ドラバーは(その日程でも)できるだろう。僕にとっては問題ない。けれど、チームとメカニックにとっては不可能なほど難しい」

「決定権を持つ人たちが決めることであって、その決定権を持つ人にチームも含まれているからね」

一方でレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはもっと前向きに事態をとらえているようだ。

「対応は難しくなるだろうね。けれど、不可能なことなどないよ」ホーナーは『BBC』に語っている。

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