所属する小林可夢偉が2戦連続のポイント獲得を果たしたザウバーが、間もなく新たなスポンサーを獲得するようだ。
前チームオーナーであるBMWが2009年限りでF1を撤退し、その後チーム売却が失敗したことから、チーム消滅の危機に陥っていたザウバー。結局はチーム創設者であるペーター・ザウバーがチームを買い取ることで消滅の危機は免れたものの、2010年シーズンはほとんどスポンサーがつかないまま苦しい戦いを強いられた。
しかし、今年はメキシコの大手通信会社テルメックスの支援を受けるセルジオ・ペレスを可夢偉のチームメートに迎え、テルメックスもパートナーとしてチームに加わっている。このほかにも、日本を代表する企業NECのメキシコ法人もスポンサーになるなど、今年はスポンサーを着実に増やし、ザウバーは活動の基盤を整えていた。
そして、『Blick(ブリック)』によると、ザウバーは近日中に新たなスポンサー契約をまとめるようだ。
「契約にサインする直前だ」とペーター・ザウバーも認めている。