訴えられたエイドリアン・スーティル、争う姿勢

2011年05月18日(水)

ロータス・ルノーGPのオーナー企業であるジェニィ・キャピタルの首脳エリック・ルクスが、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)を相手取って訴訟を起こしたが、スーティル側は、争う姿勢を示した。

スーティルは、中国GP決勝後、優勝したルイス・ハミルトン(マクラーレン)の優勝記念パーティーに出席し、割れたシャンパングラスでルクスの首を傷つけ、24針をぬう重傷を負わせている。

ルクスが1,000万ユーロ(約11億5,970万円)もの賠償金を求めてスーティルを訴えることに決めたというニュースは、16日(月)に報じられた。

「ルクスは、エイドリアン・スーティルに対して刑事告発を行うことを決意した。罪状は身体的暴行と重い傷害だ。告訴が受理され次第、国際自動車連盟(FIA)ならびにフォース・インディアに通達される。この件で、(ハミルトンなど)他の人間に対してアクションを起こす可能性については留保する」と、ルクスを弁護するスイス人法律家マルク・ヘンツェリンは16日(月)の声明で述べている。

スーティルのマネジャー、マンフレッド・ジマーマンは、ルクスが法的手段に訴えたのは報道を通じて知ったと、次のようにドイツのマスコミに語った。

「ここ数週間、エイドリアン(スーティル)は何度かルクスに接触を試みたが、それは叶わなかった。仮に起訴された場合、われわれは争う姿勢だ」

「エイドリアンを知る誰もが、彼がわざと誰かを傷つける人間ではないことを知っている。負傷させてしまったことについて、エイドリアンは深く反省しているが、今回のことは、何の他意もない不幸な事故だ」とマネジャーはスーティルを擁護した。

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース