2007年のF1チャンピオンであるキミ・ライコネンは、2012年もF1への復帰は考えていないようだ。ライコネンの母国フィンランドの夕刊紙『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』が報じた。
ライコネンは2009年のシーズン後、WRC(世界ラリー選手権)へ転向。しかしライコネンのF1復帰に対する憶測もこれまで何度か報道されてきた。このような中で、最近ライコネンがウィリアムズの本拠地を訪れたという情報が報じられていた。
ウィリアムズでは、現ドライバーの1人ルーベンス・バリチェロが最近、チームに対する批判ともとれるコメントを残したほか、来シーズンの契約更新を済ませていない。そのため、ウィリアムズがバリチェロを放出する可能性もあると言われている。
しかし『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』によると、ライコネンがウィリアムズを訪問したことは確かだが、今後についての話をしたわけではなかったようだ。
ライコネンは2009年にフェラーリを去った際、モータースポーツでの自身の「絶頂期」が終わったことを確信したと『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』は伝えている。
さらにライコネンの来年については、「WRCのみでなく、デイトナ500やインディアナポリス500(共にアメリカで開催される伝統的なレース)、ル・マン24時間レースへの出場を希望している」とも伝えられた。
これまでF1で18回のレース優勝を経験したライコネン。2002年から2006年までマクラーレン、2007年から2009年まではフェラーリというF1を代表する2大トップチームに在籍した輝かしい経歴を持ち、2007年にはF1のドライバーズ・チャンピオンに輝いている。