先日、今年の年間王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がロータス・ルノーGPからF1復帰を決めたキミ・ライコネンが復帰当初は苦戦すると発言した。プライベートでもライコネンと親しくしているベッテルのコメントは注目を集めたが、今回、自身もロータス・ルノーGPの来季のドライバー候補のひとりだったルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)もベッテルの意見に賛成する立場を取った。
ブラジルの『Globo(グローボ)』に対しバリチェロは、「シューマッハが良い例だ」と3年間のブランクの後、大きな期待を受けてF1に復帰しながらも苦戦が続いているミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)を引き合いに出しながら、次のようにコメントしている。
「もし現役当時と同じ状態で復帰できる人がいるとすれば、それは彼(シューマッハ)以外考えられなかった」
「ライコネンもシューマッハも全く別の2人の人間だし、ライコネンの復帰がより難しいものになると一概には言えない」
「でも、2年というブランクを経てライコネンがF1の変化、特にコースやタイヤの変化に戸惑うだろうということは間違いないんじゃないかな」
もちろんF1最高権威者のバーニー・エクレストンはライコネンの復帰をとても喜んでいる。
「キミ(ライコネン)が、本来いるべき場所に戻ってきてくれてうれしい。ファンに会えるのが待ち切れないに違いないだろうね」とエクレストンはコメントしている。