フォース・インディアで一騒動起きるのではないかという憶測が出ている。スイス『Blick(ブリック)』紙のベテランF1記者ロジャー・ブノワが寄稿している。
記事は「(チーム会長兼チーム代表の)ビジェイ・マリヤは経営危機に陥っている!?」という書き出しから始まり、「共同オーナーのサハラ・グループが単独で所有権を得るのでは?」と、かなりショッキングな内容だ。
ブノワはマリヤが所有するキングフィッシャー航空が大赤字による税金滞納から銀行口座を凍結されたというニュースも紹介している。また、フォース・インディアの来季ドライバーラインアップがなかなか決定しないのもこうした「お家騒動」が背景にあるからではないかと見ている。
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』も「マリヤとサハラ・グループの間には、さまざまな溝が生じているようだ」として、ブノワの憶測を裏付けるようなコメントをしている。
しかし、12月15日(木)に発表される予定の来季ドライバーラインアップでは当初の予想通りポール・ディ・レスタが残留し、テスト兼リザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグがレースドライバーに昇格するとみられている。さらにブノワはヒュルケンベルグの昇格とともにジュール・ビアンキ(テストドライバー/フェラーリ)がフォース・インディアのテスト兼リザーブドライバーに起用されるかもしれないとしている。