マクラーレンのジェンソン・バトンは、韓国インターナショナル・サーキットで行われた韓国GP決勝で、3番手からスタートし、4位となった。
ジェンソン・バトン
「今日は4位以上になることは無理だったと思う。レースの間ずっとアンダーステア(クルマが曲がりにくい状態)に悩まされていた。だから、今日のクルマの出来からすれば、4位というのは妥当な結果だよ」
「1周目の第3コーナー進入時にブレーキをかけたら、フェリペ(マッサ/フェラーリ)が僕の内側に入ってきて、僕は外側で身動きを取れなくなり、いくつも順位を下げてしまうことになった。1周目の終わりには6位になってしまっていたけれど、この1周目の失敗のせいで僕のレース結果が変わってしまったとは思わないよ」
「レースの間ずっとフロントのグリップがなかったよ。DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える位置(前車から1秒以内)に入ることもできなかった。ストレートでの優位性が不足していたものだから、上位でゴールするのはすごく難しいことだったんだ」
「最初のピットストップ後、ニコ(ロズベルグ/メルセデスGP)に追い抜かれてしまった。彼がブレーキを遅らせたからね。ここのピット出口はちょっと普通じゃないよ。もしピットを出るときほかのクルマの後ろにいたら、多分その前に出ることができるよ。第3コーナーへ入るときにDRSを使うことができるからね」
「でもニコはピットから出たときにブレーキをロックさせて大回りしたから、僕が彼を追い抜いた。そのためにDRSの計測ポイント(前車とのタイム差を計測する地点)では、彼が僕の後ろにいて、ストレートでDRSを使った彼が僕を抜けたんだ」
「すぐにまた追い抜き返すことができて、ルイス(ハミルトン/チームメート)とマーク(ウェバー/レッドブル)の2番手争いに加わることができた。でも、ピットストップが近づくたびにフロントのグリップが落ちてしまった。それで最後のセクターでは十分に近づくことができなかったんだ。ピットに戻ったとき、さらにフロントのダウンフォースをつけてみたよ。でもアンダーステアが強くて、DRSを使える距離までマークに近づくことができなかった。このレースでDRSを使ったのは1度だけだったと思う」
「今日はあまりいい日じゃなかったけど、それほど悪い日でもなかったよ」